「世界のインテリア見て歩き」パート1 日光インテリア大使、英国へ :私のインテリア自分史

【リバティー百貨店】

「ゆっくり歩けば、遠くへ行ける」

これはロシアのことわざで、某インテリアトップメーカーのH元社長の座右の銘だそうですが、創業当時の私は、人脈を頼り新規開拓に東奔西走の毎日でした。
ある時は朝5時に起床して、クルマで一般道を三時間ひた走り、朝9時に「おはようございます。」と客先廻りのご挨拶で(株)ユザワのPR。
またある時は夜22時まで営業廻りをする、いわゆる「夜討ち朝がけ」の戦術でした。働き方改革が叫ばれる現在ではそんな営業はできませんが(笑)。
そんながむしゃらな日々があって、創業15年位にはやっと安定した経営体制となり、未来への見通しと自信ができ、地方のインテリア代理店として地に足が付いてきたのです。

そんな営業の日々の中、お客様から言われるのは「インテリアはセンス!!」という言葉。
そこで自分のセンスを磨くべし!と始めたのが、海外の最新インテリア事情の研修です。
世界のインテリアに目を向けよう!!ということになった時、たまたまご縁をいただいたのが、「インテリア博士」と言われているインテリア文化研究所の本田榮二氏。

約15年前に本田氏の海外トレンドセミナーに参加させていただいたのを機に素晴らしい交流が始まりました。

【「インテリア博士」本田榮二氏と。】

【「インテリア博士」本田榮二氏と。】

以来、同セミナーには毎回のように参加しております。
また、弊社主催の海外最新トレンドセミナーにも2回ほどご登壇いただき大好評を博しました。
私は正に「本田チルドレンの一員」と自負しております。

尊敬する「インテリア博士」の本田榮二氏。本田氏はインテリア文化研究所代表として、約15年前に独立されました。ハイムテキスタイを35回連続で視察するなど、欧州インテリア市場に精通されています。セミナー・講演活動は通算2800回を超えており、日本で唯一トータルでインテリアを語れる専門家です。
本田氏は東京大学大学院経済学研究科修士課程を中退後、東洋リノリューム(現東リ(株))に入社。35年にわたって床材・カーペット・壁紙などの内装材の商品開発に携わると共に、比較インテリア史とインテリア環境問題をライフワークとして研究しておられます。
インテリア文化研究所を設立後は、インテリアに関するセミナー活動及び執筆活動を主に、執筆活動や論文発表なども行われています。

【本田榮二氏のご著書。】

【本田榮二氏のご著書。】

さて、日本国内では本田榮二氏の薫陶を受けてインテリアセンスを磨いた私ですが、インテリアの本場である海外での見聞を広めるべく、2006年、「世界のインテリア見て歩き」をスタートさせました。先ずは英国へ(2006年7月7日~14日)。

英国視察ツアーアルバムより
「ウィリアムモリスゆかりの地巡りとサンダーソン社アーカイブとロンドンファブリックショールーム視察ツアー」に参加。

ウィリアム・モリスは、ファブリックの世界ではもっとも有名デザイナーで、「モダンデザインの父」と呼ばれています。名作「イチゴ泥棒」を始めとする数々のテキスタイルデザイン・壁紙デザインなどがあるほか、詩人・小説家・社会思想家など多方面で大きな業績を挙げた人物でもあります。

この時のモリスツアーは見所満載で、すべては紹介しきれないので特に印象の深かった5か所をご紹介いたします。

先ずは、【ウィリアム・モリス・ギャラリー】

【ウイリアム・モリスギャラリー】

【ウイリアム・モリスギャラリー】

ロンドンの郊外、少年時代の約8年間モリスが住んだ家。モリスの壁紙やタペストリー、ステンドグラス、ケルムスコットプレスから出版された美麗本などの数々の興味深い物品が展示されています。

【エントランスにて、モリス像と一緒に。】

【エントランスにて、モリス像と一緒に。】

2か所目は、【ケルムスコット・ハウス】

ケルムスコット・ハウス

テームズ河近くにあり、ウィリアム・モリスソサイエティーの本部が置かれています。モリスの印刷工房であるケルムスコット・プレス創業の場所でもあり、モリスが18年間暮らし、終焉の棲家となりました。

3か所目は、【レッドハウス】

【レッドハウス】

【レッドハウス】

モリスがジェーン・バーデンと結婚する際に建てた家。中世ゴシックスタイルで赤レンガが使用されており、。モリスの壁紙のオリジナルプリントやプリントする為の版木等が展示されています。

【レッドハウスの裏庭。こんなステキな家に住んでみたい。】

【レッドハウスの裏庭。こんなステキな家に住んでみたい。】

1865年、モリス31歳の時、商売が上手くいかず、ジェーンもうつ病になり、このレッドハウスは売却されることになりました。モリス感動の一句「芸術は長いが、人生は短い」が印象的でした。

4か所目は、【サンダーソン社壁紙工場見学】

※創業140年以上の歴史を誇る世界でも数少ないインテリアテキスタイルメーカーです。

【サンダーソン社壁紙工場】

【サンダーソン社壁紙工場】

お馴染みモリスの壁紙工場で、木版手押しからサーフェイスプリントまであらゆる印刷工程を親切丁寧に案内してくれました。

【木版手押しの作業を見学】

【木版手押しの作業を見学】

更に夜は、サンダーソン社主催のディナーにご招待いただき、素敵な英国の夜を満喫しました。

5か所目はもっとも印象深かった場所、【バイブリー村とケルムスコットマナー】

【バイブリー村】

【バイブリー村の家並み。まるでおとぎの国のよう。】

モリスが英国で一番美しい村と賞賛したコットウォールズ地方のバイブリー村。いつか再訪したいと思っている場所です。皆さんも訪れれば、きっと大変癒されますよ!!

又、モリスのお気に入りの別荘「ケルムスコットマナー」から少し歩いた所にはモリスの墓があります。ジェーンやメイ(モリスの次女)などの家族が一緒に埋葬されています。(62歳没)

最後に、素敵なロンドン市内のファブリックスショールームなどを、写真だけですがざっとご紹介いたします。

【オズボーン&リトル社】

【オズボーン&リトル社】

【リバティー百貨店】

【リバティー百貨店】

【デザイナーズ・ギルド社】

【デザイナーズ・ギルド社】

 

以上、拙いご案内でした。

次回は、「世界のインテリア見て歩き」パート2、ドイツハイムテキスタイル、スロバキア、ハンガリー、スイス、マレーシア、オーストラリアその他を予定しております。

どうぞお楽しみに!!

これまでの「私のインテリア自分史」
第一回:農家の長男、世界でインテリアに感動する
第二回:インテリア業界で30年つら抜いた提案型営業
第三回:日光から日本のインテリアを良くしよう(中禅寺湖編)
第四回:日光で日本のインテリアの原点を知ろう(日光編パートⅠ)
第五回:日光で日本のインテリアの原点を知ろう!!(日光編パートⅡ)
第六回:トップにこだわる男の夢(日光編パートⅡ)
第七回:山奥からのインテリアビジネス、そのハンデ乗り越え方
第八回:「尊敬する!!人脈は無形の財産」
第九回+「世界のインテリア見て歩き」パート1 日光インテリア大使、英国へ(このページです。)

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