Evernoteは、iPhoneやアンドロイドなどのスマートフォン、タブレット、MacやWindowsパソコンなど、様々な情報機器で使えるクラウドデータベースサービスです。
テキスト、写真、画像、音声、PDF、URL、ファイルなどいろいろな種類のデータを一カ所にまとめておけるので、あらゆる業界で使われています。
そして、もちろん建築・インテリア業界でも愛用している人がいっぱいいます。

【Evernote】
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今回は、一級建築士・インテリアコーディネーターとして活躍するシーズプランニング一級建築士事務所の新治照美さんに、Evernoteの活用法を伺いました。
-Evernoteはどんな用途で使われていますか?
新治:情報が紙の時代から様々な業務資料をスクラップブックに保存していました。情報がデジタル主体になった頃から、Evernoteはデジタルのスクラップブックとして使っています。
-どんな情報をEvernoteにスクラップするのでしょうか?
新治:建築やインテリアに関連する情報ならなんでも、気になったときにとりあえずEvernoteに登録します。そのための「とりあえず」というノートブックをEvernoteに用意しています。この「とりあえずノートブック」にどんどん情報を登録しておき、時間ができたときに各種カテゴリーのノートブックに振り分けています。
-登録するのはデジタル情報?
新治:紙の資料もありますよ。雑誌の記事やセミナーを受講した時の手書きのメモなどですが、事務所の複合機でスキャニングしてEvernoteに取り込んでいます。
-それらをどんなノートブックに振り分けるのでしょうか?
新治:「プロジェクト」とか「作品集」とか「アイデア」とか「資料」とかですね。割と普通でしょ。
-そうやって集めた様々な情報は、どんな時に活用されるのでしょうか?
新治:ノートブックに振り分けて整理することで、どのような情報がEvernoteに集約されているか、なんとなく記憶に残るんですね。それで、日常の仕事の中で、『この情報、Evernoteに入れてたよなあ』と思い出して、検索したりしています。
-具体的な活用事例を一つ教えていただけますか?
新治:私は2ヶ月に一回ぐらいのペースでショールームのインテリアの模様替えの仕事をしています。その中にはダイニングテーブルのコーディネートもありますが、ナプキンの折り方とかカトラリーを並べる順序のような細かいことまですべて記憶しておくことはできないので、その手の情報はEvernoteに登録しています。ショールームの仕事の時に、集めておいたテーブルコーディネートの事例や様々なナプキンの折り方などに目を通して、アイデアのインスピレーションを得るようにしています。

【カトラリーの並べ方の一例】

【ナプキンの折り方の一例】
-ナプキンの折り方にもたくさんのバリエーションがあるんですね。
新治:シンプルなものからデコラティブなものまで本当にたくさんありますね。新しい折り方も見つかるので情報を収集するのも楽しいです。
これはやり方の詳細を調べるという事例ですが、このほかにもトレンドについての情報をまとめたノートブックを参照することで、去年のトレンドはこんな風だったけれど今年のトレンドはこうなっているな、とか、これは数年前のトレンドと傾向が似ているなというようなことに気づけたりします。
Evernoteは無限に情報をためておけるスクラップブックなので、とにかく気になったことはどんどんと「とりあえず」ノートブックに保存しておくのが私のEvernote活用スタイルです。
-本日はありがとうございました。
今回お話を伺ったのは:新治照美さん【シーズプランニング一級建築士事務所】
シーズプランニングは土地活用の総合プロデュースと設計監理の設計事務所です。利益を出すことはもちろんですが、便利な都市に住むことの意味を考え、まちなみを考慮した美しい外観を得意としています。
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