心憎い手描きスケッチでお客様の気持ちを鷲掴み:私のプレゼン必勝メソッド(千葉容子さん)
- 2016/8/29
- プレゼン術
- プレゼン必勝メソッド

千葉容子さん
株式会社エコリフォーム 所属
http://www.eco-inc.co.jp/
インテリアコーディネーター
二級建築士
必勝メソッド1:お客様のライフスタイルを盛り込んだ手描きスケッチ
お客様との綿密な打ち合わせを受けて、間取り変更についての考え方や、素材、構造などについて詳細な提案資料を丁寧に作成するのがエコリフォームスタイル。
そんな資料の中でひときわ目を引くのが、千葉さんが丁寧に手描きで作成するパースだ。
コピックで丁寧に着彩された手描きのスケッチは、それだけで温かみがあり『こんなにもうちのことを考えてくれているんだな』とお客様に感じさせるもの。
しかし、千葉さんの手描きスケッチの神髄は、もっと細部にある。
それは、たとえばこちらのスケッチ。
これはリフォーム後のクローゼットの棚を見てもらうためのスケッチだが、収納されるべき食器類がびっしりと描かれている。しかも、お茶わんや急須、鍋などの形が妙に具体的だ。
「お客様と打合せをさせていただきながら、お客様が実際に使っている家具や食器、雑貨や趣味の品などについても拝見したり詳細にお伺いしたりするんです。それを手描きスケッチに描き込んでいます。リフォーム後の生活をより具体的にイメージしてもらえたら、という思いで描いています。」
千葉さんの手描きスケッチを見たお客様は、まずその緻密な描き込みに感嘆する。そして打合せ後に改めてじっくりとスケッチを見ると、普段見慣れている食器や雑貨が描き込まれていることを発見して、さらに感嘆する、というわけだ。