吹き抜けのあるダイニングをどう表現するか?(パナホーム編第3回)
- 2017/3/6
- ノウハウ, 写真術
- インテリア写真撮影講座, 土谷尚子

【インテリアコーディネーターが教える!部屋別インテリア写真撮影講座:パナホーム編その3】
インテリアコーディネーター&フォトスタイリスト、土谷尚子が、インテリアの写真撮影ノウハウを部屋別に解説する講座です。今回は、吹き抜けのあるダイニングの撮影表現についてパナホーム様のモデルホームを例にレクチャーします。
協力いただいたのはABCハウジング千里住宅公園です。
【今回ご協力いただいたモデルホーム】
パナホーム エルソラーナ「家事楽スタイル」で、もっと快適で、楽しく、すてきにくらしながら、家事がラクに、家計にゆとりが生まれるパナホームのエコライフ住宅。くらしの質を高めながら、CO2削減など環境にもやさしいパナソニックグループのエコ技術を結集しました。
リビングダイニングキッチンは、長さのあるレイアウトになっており、リビングが少し段差があって低くなっています。
明るいダイニングキッチンと、落ち着いた印象のリビングのプランです。

【写真1】
吹き抜けのあるダイニングを縦カットで撮影すると、吹き抜けの広がりが感じられます。レンズ高さも少し調整して低めにするといいです。

【写真2】
レンズの高さを【写真1】と同じ位置にして、横カットで撮影すると吹き抜けの壁の部分が入ります。

【写真3】
【写真2】の位置で、レンズの高さを変えると【写真3】になります。
横カットにするか、縦カットにするか。
低い位置にレンズを置くか、高い位置にレンズを置くかなどは、見せたいものに合わせて決めるといいです。

【写真4】
リビングを右側から撮影すると、明るさがあって気持ちのいい感じが伝わると思います。

【写真5】
リビングを正面から撮影すると、テレビ画面に自分が写ってしまいます。

【写真6】
そんな時は露出補正で少し暗くすると、テレビへの映り込みが目立ちにくくなります。

【写真7】
リビングを左側から撮影。外へと広がる窓が入ってより明るく写ります。

【今回のボツ写真】
横カットにしてみましたが、明るく写りすぎてボツ。
さて、インテリアコーディネーターが教える!【部屋別】インテリア写真撮影講座は、今回で最終回となりました。
インテリアコーディネーターの仕事をお客様に伝えるために、写真撮影のスキルは欠かせないものです。このコラムでは、初心者に心がけてもらいたいポイントを、実例をあげながらお伝えしました。ぜひお仕事にお役立てください。 お読みいただきありがとうございました。
土谷尚子さんのインテリア写真講座、すべての記事はこちらでご覧いただけます。
https://success-interior.jp/tag/インテリア写真撮影講座/
著者プロフィール
土谷尚子
インテリアプランナー、インテリアコーディネーター、マンションリフォームマネージャー、カラーコーディネーター
主婦の友社「ナチュラルな暮らしのヒント」他、雑誌の執筆やインテリア監修、スタイリング撮影などプランニング力・マネージメント力・情報収集力を活かしたライフスタイルコンサルタントとして、現在活動中。
ブログ:http://ameblo.jp/life-naturally/