インテリアの契約に必須の書類とは?:松本佳津の「インテリアコーディネーター流ワクワク情報発信術」【第5回】

■前受け金

私は初めてのお客様には、先に少しでも前受け金を頂くようにしています。なぜならインテリアコーディネートの仕事はプレゼンをお渡しした時点で90パーセント終わっていると思うからです。
実は私も昔、苦い経験をしました。
新築のクリニックの案件で、見積もりも出さないであいまいなまま進めていたら、途中で先方が気に入らないと言い出し、なかったことにしてくれと仕事を切られてしまいました。
しかし完成した建物はまさにうちの設計のまま。プラン一式もっていかれてしまったわけです。
それ以来、自分なりの基準として、初めての方からは申込金のような形でいくらかいただくようにしています。
次項で詳しく説明しますが、私は「基本料」というものを設定しています。業務をお引き受けする際には、この基本料を申込金としていただきます。
基本料は、中途解約された場合も返却はしない旨、見積書等に明記するようにしています。

■見積書に盛り込むべき項目

見積書には自分なりの根拠が必要と書きました。
私がお出ししている見積書の項目とその内容について、インテリアコーディネートをお受けした場合を例にご紹介します。

  • 図面やプレゼンシート作成費:カラースキーム、照明、窓周りなど
    項目ごとに金額を一応設定しています。(30坪 50坪 それ以上 広さによって変動)
    一例ですが、新築の場合:10,000円~/坪 リフォームの場合:20,000円~/坪 のように提示します。
  • 打ち合わせ経費:
    1時間あたりで設定 交通費別途 見積もりに回数と1回あたりの時間を明記し、「それ以上は追加となります」と添え書きします。時間もコストなので、ずるずると打合せが延びないようにすることが大切です。
    私の場合、1時間5,000円を基本としています。
  • 商品セレクト:
    基本料を設定しています。それにプラスして商品金額の15%程度をコーディネートフィーとして提示します。
    基本料は商品の納入に関わる経費等を見ながら設定します。設営等が入る場合は基本料を変えます。施工が絡む場合は施工費を別途明記します。
    設営や施工を外注する場合は、外注先からきちんと見積もりを取った上で、それをもとに基本料を決めるようにしています。
    私の場合、50,000円を基準基本料としています。
  • ショールーム等同行料:
    1時間あたりで設定 交通費別途 見積もりに回数を明記し、「それ以上は追加となります」と添え書きします。同行することもコーディネートの大切な商品の一つです。
    私の場合、1時間5,000円を基本としています。

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