
■キホンのキ「見積書」にまつわるエトセトラ
仕事を依頼されたら、まずは見積もりです。
すなわち、金額の提示です。
見積もりっていうと、相場を気にする方が多いですが、大事なのは自分なりの見積もりの根拠をしっかり持つことです。
見積りの内容や提示金額には理由が必要なのです。
あたりまえですが、聞かれた際にきちんと説明がつくようでなくてはいけません。
また、これもよくある話ですが、かつて提出した見積もりがずっとその後も尾を引いているという例。
同じ相手であっても過去と今では、物価が変わってきている、消費税も違う、さらに自分のキャリアも日々アップしているわけですから、定期的にその根拠となる数字も見直しが必要です。
また、誰からの発注か、お客様と直接取引なのか、業者経由なのか、によっても提示金額は変わってきます。
お客様との直接取引なら最初から最後まで自社で引き受けることになりますが、業者経由の場合は業者が肩代わりする業務もありますのでその分提示金額が低くなることもあります。
私の場合、一般のお客様用と業者様用、2種類の基本料金表を用意しています。
支払い条件【請求書を出して何日後に払ってもらえるか、現金渡しなのか振込なのか、手形なのか】も重要です。資金繰りにも影響しますので、自社のキャッシュフローなどを確認したうえでその仕事を受けるかどうか決めるべきです。
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