天井のデザインで魅せる撮影術
- 2016/4/25
- ノウハウ, 仕事に役立つ, 写真術, 写真術, 私のマル秘テクニック
- インテリア写真撮影講座, 土谷尚子

【インテリアコーディネーターが教える!部屋別インテリア写真撮影講座:セルコホーム編その2】付け梁や折り上げ天井など、天井のデザインに凝った住宅もポピュラーになりました。インテリアの撮影でもぜひステキに見せたいところですが、天井を見せつつバランスよく室内全体も見せるには、どんな点に注意して撮影すればよいでしょうか。

【写真1】天井がよく写るように、レンズの高さは低めにし、
やや上向きに天井面がよく写るように角度を調整しています。

【写真2】一般的なアングル。レンズの高さは目線にし、角度は付けずにまっすぐのまま撮影します。
見た目通りのイメージに撮影できます。

【写真3】レンズの高さは高めにし、レンズの角度を床面に向けます。
床面が多めに写り、ベッドの面が見えやすいです。

【写真4】レンズを低めにした横カット。これだと1に比べて天井面の写る範囲が少し狭いです。
【写真1】のように縦カットにすることで、しっかり天井面を見せることができます。

【写真5】ドアから入っていくような感じは、ちょっとワクワクさせる
アングルだと思います。 入って行くときにどのように見えるかもイメージしていただけます。

【写真6】縦カットにすることで天井面がたくさん見えています。

【写真7】高い位置から見下ろす感じに撮影しても、
縦カットなら天井面も見せることができます。

【写真8】入口からのワクワク感を
カフェコーナーでも撮影しました。

【写真9】撮影したときはこんな感じで
右のクロークが入っていましたので、トリミングしました。
見えてほしくないところは、加工するほうがいいと思います。
★★アマチュアだからやってしまうボツカット公開★★
窓がたくさんある部屋では、光がたくさん入ってきます。
そんなときは、明るさの調整がとても大切で、気にせず撮るとこんな感じで白く飛んでしまいます。
なにがなんだかまぶしい写真になってしまいました。
このように明るすぎる場合は、露出をマイナスにして明るさを調整します。
露出補正についてはこちらの記事を参考にしてください。
土谷尚子さんのインテリア写真講座、すべての記事はこちらでご覧いただけます。
https://success-interior.jp/tag/インテリア写真撮影講座/

著者プロフィール
土谷尚子
インテリアプランナー、インテリアコーディネーター、マンションリフォームマネージャー、カラーコーディネーター
主婦の友社「ナチュラルな暮らしのヒント」他、雑誌の執筆やインテリア監修、スタイリング撮影などプランニング力・マネージメント力・情報収集力を活かしたライフスタイルコンサルタントとして、現在活動中。
ブログ:http://ameblo.jp/life-naturally/