
こんにちは!大光電機 TACT住宅チーム「吹抜けキャンディーズ」の富和です。
私たち吹抜けキャンディーズが12回にわたって、 照明を検討する上で「こんな時はどうするの?」と悩んでしまう疑問点についてアドバイスをさせていただいています。
さて、9回目のテーマは「洗面室とトイレに適した照明計画とは?」です。
おしゃれで快適な洗面室とトイレの計画をご紹介します。
<洗面室>
洗面化粧台のあかりは、顔に影ができにくい計画を!
お化粧や身支度を整える洗面化粧台のあかりは、顔に影ができにくい計画をすることがポイントです。
■ダウンライトは2灯で影を和らげる
ダウンライトで計画する場合、鏡前に1灯だと顔に影ができやすい光となってしまいます。そこで、鏡の両サイドに2灯設置すれば、1灯の場合よりも影が和らぎ、お化粧をしやすいあかりとなります。
■間接照明で美しく快適に
ミラー周りを間接照明で演出すれば、洗面室を華やかで高級感のある空間に見せることができます。また、間接照明の光は影ができにくいという特徴があります。そのため、ダウンライトよりも間接照明の方がお顔をまんべんなく照らすことができ、作業性に優れた光の環境となります。
■ブラケットで正面からしっかり照らす
洗面化粧台では、拡散光タイプのブラケットも影ができにくいのでオススメです。鏡や壁の形状に合わせて鏡上や両サイドにバランス良く配置しましょう。
高彩色照明“ときめき“シリーズで肌を健康的に見せる。
色を鮮やかに活かす光「ときめき」シリーズは、光の波長をコントロールする技術を追求し、すべての波長を持つ太陽光と同等の表現力を再現しています。この高い演色性・彩度を持つ「ときめき」の光でお肌や髪の色を美しく見せます。そのため、「ときめき」のブラケットやダウンライトは鏡の前でのお化粧に最適な光と言えます。さらに「ときめき」の「よくばりダウンライト」なら1台で電球色⇒温白色⇒昼白色に切り替えることができ、用途に合わせて使い分けが可能です。
<トイレ>
トイレにも照明で表情を与えることで、上質感を演出することができます。そこで、まぶしさを抑えた間接照明のほどよい光がおすすめです。
カウンター上の壁を間接照明で演出。視線が低くなるトイレでも、ランプが直接見えない収まりとしています。凹凸のある素材を使用している時には、そのテクスチャーをより印象的に強調できます。
カウンター下の低いポジションからの間接照明とスタンドで演出。低い位置に設置することで、空間が落ち着いた印象に。スタンド等の意匠器具での演出も効果的です。
いかがでしたか?プライベートな小空間である洗面室とトイレも、照明にこだわって上質な空間に仕上げましょう!
次回は庭の計画のポイントについて解説致します。
お楽しみに~!
インテリアの仕事に役立つ照明ノウハウ 連載目次
第1回:「LDKに最適な明るさとは?」
第2回:「ダイニングキッチンでの照明計画のポイントとは?」
第3回:「くつろぎのリビングを作るには?」
第4回:「吹抜けのあるLDKを照明計画するときのポイントは?」
第5回:「吹抜けのあるLDK~傾斜天井の考え方とは?」
第6回:「玄関をステキに見せるアイデア」
第7回:「癒しの寝室をつくるには?!」
第8回:「階段の照明計画のポイントとは?」
第9回:「洗面室とトイレに適した照明計画とは?」(このページです)
第10回:「庭の魅力を照明で引き出す! 内と外を繋ぐ庭の光の作り方」
第11回:「ホテルライクな空間にしたい照明の考え方とは?」