「階段の照明計画のポイントとは?」~インテリアの仕事に役立つ照明ノウハウ~

インテリアの仕事に役立つ照明ノウハウ~「階段の照明計画のポイントとは?」~

こんにちは!大光電機 TACT住宅チーム「吹抜けキャンディーズ」の田中です。
私たち吹抜けキャンディーズが12回にわたって、照明を検討する上で「こんな時はどうするの?」と悩んでしまう疑問点についてアドバイスをさせていただいています。

さて今回は、「階段の照明計画のポイントとは?」です。

階段の照明計画といえば、、、ブラケット2台を分散させて、踏面から同じ高さに配灯する。
そんな手法が多いのではないでしょうか。平面図上では整ったように見えても空間でみると、手摺や見切り材、窓とのバランスが悪く壁面が雑多に見えてしまうことが、、、。

階段の照明配置、平面図上では適切に見えても、立体的な空間では問題が発生することも。

【平面図上ではバランスが良いように見えても、実際にはちぐはぐな印象になることもある。】

【平面図上ではバランスが良いように見えても、実際にはちぐはぐな印象になることもある。】

ここで、
階段POINT1【まわり階段は様々な方向からの見え方を意識】

A:ブラケットの集中配灯で壁面をスッキリ整理

高い位置から照らすことで、階段全体を効率よく照らせます。
また、手摺と見切り材をライトアップしてしまうこともありません。

ブラケットの集中配灯で壁面をスッキリ整理

【ブラケットを集中配置することで、壁面をすっきりさせながら明るさも確保。】

 

B:埋込型ブラケットで建築と一体化した間接光

大がかりな施工をしなくても、手軽に間接光のやさしい雰囲気を楽しむことができます。

【埋込型ブラケットを上下に配置して、建築と一体化した間接光でバランス良く明るさを確保】

【埋込型ブラケットを上下に配置して、建築と一体化した間接光でバランス良く明るさを確保】

 

C:ペンダントで印象的な階段に

ペンダントをコーナーに吊ることで壁にガラスの陰影が広がり、幻想的な空間になります。
光量が少ないペンダントなら、視線に入りにくい位置にスポットライトを取り付け、地明かりを確保しましょう。

【ペンダントをコーナーに吊ることで壁に陰影が広がって、幻想的な空間に】

【ペンダントをコーナーに吊ることで壁に陰影が広がって、幻想的な空間に】

 

ここでよくある質問、「ストレート階段はどうしたらいいんですか?
こちらも平面図にとらわれて、階段と2F廊下を別々に配灯すると、バラバラな印象となります。

【ストレート階段の場合も、平面図にとらわれるとバラバラな印象になります。】

【ストレート階段の場合も、平面図にとらわれるとバラバラな印象になります。】

 

そこで

階段POINT2【ストレート階段は圧迫感を与えない配灯】

D:(2F廊下と繋がるストレート階段)ダウンライトで効率よく照らす

ダウンライトの集中配灯で、天井と壁面が整理された空間に。平面図の床の形状にとらわれず、階段と2F廊下の天井形状を正しく把握することが重要です。

【平面図の床の形状にとらわれず、ウンライトの集中配灯で、天井と壁面が整理された空間に。】

【平面図の床の形状にとらわれず、ウンライトの集中配灯で、天井と壁面が整理された空間に。】

 

E:(壁に囲われたストレート階段)埋込型ブラケットで光を連続させる

埋込型ブラケットのみで階段の明るさを確保。間口の狭いストレート階段ならではの計画です。

【壁に囲まれた階段なら、埋込型ブラケットのみでも階段の明るさを確保可能。】

【壁に囲まれた階段なら、埋込型ブラケットのみでも階段の明るさを確保可能。】

 

F:(壁に囲われたストレート階段)ペンダントは動線と見栄えを同時に考える

昇り口の上に配灯し、圧迫感のない華やかな階段になります。

【ペンダント照明にする場合は動線と見栄えを同時に考えること。】

【ペンダント照明にする場合は動線と見栄えを同時に考えること。】

 

G: 手すり間接で安全性とデザイン性をUP

玄関やリビングから続くストレート階段なら、一直線に伸びる手すりの中に間接照明を設置すれば、階段の照明として安全性が向上。階段が美しい風景となって、つながる空間を上質にしてくれます。
器具が見えやすい場所でもあるので、LED光源特有ののツブツブ感がなく、見えてもきれいな発光面の「コンパクトライン」を使用しています。

電源は別置になるので、収納の中や納戸の中など、器具先端から10m以内の断熱材が掛からない場所へ電源を置く必要があります。

【手すりの中に間接照明を仕込めば、デザインにすぐれ、安全性も高まる。】

【手すりの中に間接照明を仕込めば、デザインにすぐれ、安全性も高まる。】

 

こうしてみると「階段の照明手法」といっても様々なパターンがありますよね。階段は狭い空間の大きな吹抜けです。平面図の床の形状に惑わされず、「天井の形状」を正しく把握して美しく整理し、照明計画を行って下さいね。
次回は、トイレや洗面の照明計画について解説いたします!
お楽しみに~!

 

第1回:「LDKに最適な明るさとは?」
第2回:「ダイニングキッチンでの照明計画のポイントとは?」
第3回:「くつろぎのリビングを作るには?」
第4回:「吹抜けのあるLDKを照明計画するときのポイントは?」
第5回:「吹抜けのあるLDK~傾斜天井の考え方とは?」
第6回:「玄関をステキに見せるアイデア」
第7回:「癒しの寝室をつくるには?!」
第8回:「階段の照明計画のポイントとは?」(このページです)

ページ上部へ戻る