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心の声聴き 経済学からインテリアの世界へ
- 2016/8/9
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【株式会社エコリフォーム 千葉容子さん】株式会社エコリフォームは、社名が示す通りリフォームの専門会社ですが、同社がユニークなのは社長はもちろん社員大半が女性であること。
住生活の中心となるのは主婦ですから、インテリアや生活動線の提案には女性の視点が重要になります。
リフォームのいわば「ソフトウェア」部分を重視したインテリアプランニングができるのが、エコリフォームの強みというわけです。
そんなエコリフォームでチーフインテリアコーディネーターとして活躍しているのが千葉容子さんですが、インテリア業界を目指したのは遅めのスタートでした。
「大学は普通の経済学部でしたが、就職時期になって、自分のやりたいことを考えた時、経済学に関係する仕事じゃないな、と(笑)」
自分の好きなことを真剣に考えた結果、インテリアの仕事に進むことにした千葉さんは、大学卒業後に町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミーで学び、インテリアコーディネーターを募集していたエコリフォームに就職しました。
「実務経験有りが条件だったのですが、思い切って応募したところ、採用していただけたんです」
千葉さんは『拾ってもらった』と謙遜しますが、積極的な姿勢と朗らかな性格が認められたのでしょう。エコリフォームに就職して10年。今では同社になくてはならない存在です。
エコリフォームのよいところは、一人のインテリアコーディネーターがヒアリング・プランニングから現場管理まですべてやれること、と千葉さんはいいます。
「内装の提案だけ、家具やファブリックの提案だけがしたい、というインテリアコーディネーターさんもいらっしゃると思いますが、私は暮らし全体に関わっていきたいので。」
そんな千葉さんなので、エコリフォームで働きながら二級建築士の資格も取得して、お客様との打ち合わせやプレゼンの席から施工の現場まで、忙しい毎日を送っています。

千葉さんはお客様の気持ちに思いを馳せながら、提案用インテリアパースを手描きで丁寧に書き起こします。
女性ならではのきめ細やかさでリフォーム提案ができる一方で、女性としてリフォーム全体に関わることでつらい面もあるのでは?という質問に、千葉さんは笑顔で答えてくれました。
「つらい、ということではないんですが、リフォームの施工現場は、壁や天井をはがす時にほこりがすごいですし、エアコンが効いてる場所ではないので真夏は暑いですし真冬は寒いです。けっこう体力勝負な仕事でもあるので、健康や体調には気をつけていますね。」
インテリアコーディネーターという横文字のオシャレな職名と現場仕事というイメージのギャップに驚く人もいるけれど、自分は現場も好き、と千葉さんはいいます。
「建築士として設計や構造計算もできますが、そんな知識を踏まえたうえで、インテリアコーディネーターとしてお客様と向き合っていきたいですね」
と、本当に楽しそうにこれからの抱負を千葉さんは語ってくれました。
千葉容子
株式会社エコリフォーム 所属
http://www.eco-inc.co.jp/
インテリアコーディネーター
二級建築士