
【基本情報】 412 CAB デザイナー:マリオ・ベリーニ(MARIO BELLINI) 1976年/イタリア 製造:カッシーナ社(Cassina IXC.) 【デザインの背景】 マリオ・ベリーニはイタリアの建築家・デザイナーで、オリベッティ社の計算機やタイプライター、アルテミデやフロスの照明器具のデザイン、日本ではヤマハのカセットレコーダー、そして椅子などの数多くの工業製品や家具のデザインの名作を発表しています。また、建築作品も数多く、日本では、五反田の「東京デザインセンター」六本木・青山のカッシーナ・ジャパンのショールーム、八ヶ岳のリゾート施設などを設計しています。 この椅子は、スチールのフレームを上質な厚革で包んだ画期的なデザインで、上質ななめし革とフレームの作り出すテンションが素晴らしい座り心地をつくりだしています。 |
【現在の状況】 現在もカッシーナ社(Cassina IXC.)で生産・販売されています。 |
【インテリアデザインと椅子】
余計な要素をすべて排除し背から脚まですべてを革で包み込んだデザインは、シンプルな形状でありながらも、そこにあるだけで空間に心地よい上質な緊張感を醸し出します。
使い込むほどに深みを増す革の質感は、書斎などのプライベートスペースにもしっくりとなじみます。