音だまりという空間演出【第1回】

例えば、ひとつは壁際のフロアスタンド、ひとつはカウンターのテーブルランプ、降ってくる音はペンダントから。空間の中の様々な場所にあるスピーカーから音を出し、わざと均等ではない音空間を作る。
ソニーのLED電球スピーカーから始まった”音だまり”プロジェクトを全3回でレポートする。

第1回
ソニーモバイルコミュニケーションズ
LED電球スピーカー 
LSPX-101E26
第2回
大光電機 専用灯具
VOCEシリーズ
第3回
音だまりという空間演出

 

展示会のエントランスを入ってすぐにあった小さな森。ここに4つのLED電球スピーカーが設置されていた。

大光電機株式会社・主催の展示会「DAIKO ADVANCE STAGE 2017」の最終日。伺った大阪会場のエントランスを入ったところには小さな森があり、白衣を着た男性が「中に入って耳を澄ませてください、4つスピーカーがあってそれぞれから違う音を流しています」と言った。
その”4つのスピーカー”が今回紹介するソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社(以下ソニーモバイル)の「LED電球スピーカー LSPX-101E26」である。

まずは音と光、スピーカーと照明器具という2つの「顔」を持つこの製品について、ソニーモバイルの小池陽一郎氏にお話を伺った。

 

ソニー株式会社は2015年5月にLED電球スピーカーを発表、翌年には一部改良を加えた「LSPX-103E26」を発表した。個人が光と音を楽しむ製品として打ち出している。

一方、今回紹介するのは、ソニーモバイルが手掛けたLED電球スピーカーのBtoB製品。複数で空間を演出することを想定してコンシューマー向け製品に一部変更を加えており、光色のRGB調整機能を省き、色温度や光度も見直した。また音源(スマートフォンやポータブルプレーヤー)からのBluetooth伝送の対応コーデックには、高音質で低遅延な aptX を追加している。

スピーカー機能付きLED電球は他社からも出ているが、小池氏はこれを、「光と音、両方の役割をきちんと果たせる製品」という。
「照明機能を優先してLEDを外側に出してしまうとどうしてもいい音が出ない、逆に音を優先してスピーカーを外側に出すとスピーカーの影がでてしまう。われわれの製品はスピーカーがトップにありつつ、影ができない仕組みになっていて、普通のLED電球と遜色なくきれいな光だまりができます。
店舗デザインをされている方には『カクテルのブレンドを確認するときも邪魔しない完成度だね』と言っていただきました。」

 

LSPX-101E26構造図と仕様。青字のところがコンシューマー向け製品からの変更点(ソニーモバイル提供)

 

しかし、この電球なかなか存在感がある。小さなテーブルスタンドなどにはセットできなさそうだ。もう少し小さくできないのだろうか?
「人の可聴域を再現するために必要な最低限の容量というのがあります。小さくなっていくと低い音が出ない、低い音は波長が長いので共鳴しないんです。なので、可聴域で突き詰めていくと、今の容積がギリギリだと思います。」

光と音、どちらにもこだわった新しい”電球”(ここではあえて電球とする)が「LSPX-101E26」というわけだ。

「我々の製品はあくまでも電球なので、それだけでは照明器具として成り立ちません。この電球をともす灯具を大光電機さんに作っていただきましたので、ぜひお話を聞いてきてください。」と小池氏からご紹介いただいたので、この電球のための灯具を作った大光電機社の安東氏にもお話を伺うことにした。

第1回
ソニーモバイルコミュニケーションズ LED電球スピーカー LSPX-101E26
第2回
大光電機 専用灯具
VOCEシリーズ
第3回
音だまりという空間演出

関連リンク:
▼LED電球スピーカーLSPX-101E26、IoTサービスへのお問い合わせ窓口
https://www.sonymobile.biz/contact/(ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社 IoTビジネスグループ)
(小池氏と”音だまり”について語り合いたいという方もこちらからどうぞ)

▼大光電機・VOCE(灯具)
https://akari-premium.com/premium/class_s/voce/

▼大光電機・技術研究所(安東氏のブログ記事)
http://www2.lighting-daiko.co.jp/tact/report/no10.html

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