音にこだわり抜いたLED電球スピーカーがライフスタイルを変える!MUELIGHT(日東精工)

MUELIGHT MUE-003

僕がLED電球型のBluetoothスピーカーを知ったのは2年ほど前のこと。海外メーカー製品だったがそのコンセプトに魅力を感じたものの、おもちゃっぽい音質でスピーカーとしての魅力が弱く、購入するには至らなかった。

その後、日本の大手メーカーSonyからLED電球スピーカーが発表されて、これは!と思ったが、ショールームで試聴した音質と2万円越えの価格にギャップを感じて、やはり購入には至らないまま、電球型スピーカーのことは忘れ去っていた。
そんな僕が先日、LIVING & DESIGNという展示会でLED電球スピーカーに再会した。

日東精工

LIVING & DESIGN 2016での日東精工のブース

しかしそれは、海外製品ではなく、Sonyの製品でもなく、あまり耳になじみのない日本のメーカーのものだった。

「また、似たような製品がでてきたな」

そんな冷やかし半分の気持ちで展示ブースに立ち寄ったのだが、そこに流れていた音楽に思わず耳を傾けてしまった。
「予想していたよりも音がいい」

それが日東精工のMUELIGHT(ミューライト)との出会いだった。

MUELIGHTシリーズ

■ねじの専門メーカーが音にこだわりぬいた!?

日東精工は工業用ファスナー(ねじやリベット)のメーカーとして東証一部に上場する大企業だ。ねじの取引先はもちろん法人。B to Bが基本の会社である。

日東精工イメージ

その日東精工がなぜコンシューマー用製品、しかも電球、しかもスピーカーを開発することになったのか?
同社ファスナー事業部戦略販売課の高橋健一郎氏にお話を伺った。

西脇:ねじの専門メーカーがなぜ「LED電球スピーカー」を作ることになったのでしょうか?

高橋:日東精工はねじとねじ締め機のメーカーとして創業78年を迎えていますが、創業100年を目指して新しい事業にチャレンジしていこうとしています。このLED電球スピーカー「MUELIGHT」はそのチャレンジの一つとして開発したものです。

西脇:昨年発売されたSonyの製品は意識されたのでしょうか?

高橋:もちろん意識しています。私たちのMUELIGHTは後発製品ですから。そこで、既存品に対してこだわったのが「音量」と「音質」です。

西脇:僕もオーディオが好きなので既存のLED電球スピーカーは何度も試聴してきましたが、確かにMUELIGHTは従来の製品とは一味違うように思います。

高橋:そう言っていただけるとうれしいです。MUELIGHTで目指したのは、低域から広域までの周波数帯域で、大音量でも割れずに再生できる、ということなんです。

50mmの大口径スピーカーを電球の最前面に配置。

50mmの大口径スピーカーを電球の最前面に配置。

西脇:御社はねじの専門メーカーですが、音響に関してどのようにして品質の向上を行われたのでしょう?

高橋:実はMUELIGHTの品質管理担当者は以前音響機器メーカーで品質管理を担当していた人間なのです。そして、実は私も営業部門ではありますが元は音響機器メーカーに勤めていました。

西脇:なるほど!音のプロフェッショナルの方が開発に関わっているというわけですね。

高橋:そのとおりです。MUELIGHTの高音質を実現するために内部設計に徹底してこだわり、一切妥協しないで日々改善と検証を繰り返しました。その成果がスタイリッシュなデザインを維持しながらスピーカーを前面に配置し、豊かな響きを実現する内部空間も確保した製品につながりました。

西脇:LED電球にスピーカーが付いただけ、というシンプルな製品に見えますが、形になるまでには大変な苦労があったということですね。

■製品をお借りして自宅で聞いてみた

展示会のブースで試聴はしたものの、製品の良さは実際の使用環境で使ってみないと分からない。
ということで、高橋さんに無理を言ってMUELIGHTを1週間ほどお借りして、自宅で聞いてみることにした。
わが家は2LDKのマンションだが、備え付けの設備としては電球をねじ込むソケットがあまりない。
玄関に一つ、廊下に一つ。あとはトイレとバスルーム。玄関や廊下はそこにとどまっている時間がとても短いので、MUELIGHTを使うチャンスがほとんどない。トイレもそんなに長居はしないし、バスルームは防水用に樹脂のカバーを取りつけてあるので音がこもってしまう。
さて、どうしたものか、と思案していて見つけたのがここだ。

洗面化粧台の白熱灯をMUELIGHTに換装

洗面化粧台である。
昨今の洗面化粧台は蛍光灯、あるいはLEDでやわらかな間接照明のものが主流だと思うが、わが家の洗面化粧台は40Wの白熱球が左右に2灯、裸でついていて、けっこうまぶしい。
この2灯のうち、右側の電球を外してMUELIGHTを取り付けてみたのが、上の写真だ。
実はMUELIGHTは電灯としては暗めで、実感としては20Wの白熱球に付け替えたような気分だが、わが家の場合は逆にちょうどよい明るさになった。
洗面化粧台にMUELIGHTを取りつけたことで、この製品のよいところをいろいろ体感できた。
まず、朝、洗面台に向かうとすぐに白熱灯のスイッチを入れるのだが、これだけで照明といっしょにスピーカーがスタンバイになる。

照明を点けるだけでスピーカーもスタンバイ
タオルや歯ブラシなどを準備している間に接続可能状態になるので、iPhoneを立ち上げて音楽スタート。ぼくはAmazonプライム会員なので、音楽聴き放題サービスのプライムミュージックで、さわやかな朝にぴったりのプレイリストを再生する。
やや上方からのびやかな女性ボーカルの歌声が降り注ぐなかで、顔を洗い歯を磨いていると、まるで自分がアメリカ映画の主人公になったような気分になる。
この気分を長く味わうために、いつもより長めにしっかりと歯を磨いている自分がいる。
朝のグルーミングが終わったら、自然に白熱灯のスイッチを切るのだが、それと同時にスピーカーの電源も切れて音楽も止まる。
スピーカーのオンオフを意識することなく、洗面室が音楽に満たされるのが、実はすごく心地よい。
MUELIGHTの音質は、女性ボーカルなどの中高域ののびがいい感じ。軽やかで明るいサウンドだ。
低音はあまり感じられないので、腹に響くような迫力はない。まさに、朝の時間に最適な音だ。

控え目なデザインと電灯として設置するスタイルは、音楽を生活の中に無理なく溶け込ませる。
電気をつけたら自然に音楽を楽しめるMUELIGHT。久々にこれは欲しいと思える製品だ。

(編集部 西脇 功)

日東精工のホームページ http://www.nittoseiko.co.jp/
MUELIGHTの製品ページ http://www.wacohkk.co.jp/products/muelight.html

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