Hill House Ⅰ ラダーバックチェア【インテリアと椅子】

ラダーバックチェア

 

【基本情報】
Hill House Ⅰ ラダーバックチェア
デザイナー:チャールズ・R・マッキントッシュ(Charles Rennie Mackintosh)
1902年/イギリス

【デザインの背景】
出版業者ウォルター・W・ブラッキーのグラスゴー・へレンズバラの別荘「ヒル・ハウス」の寝室のためにチャールズ・R・マッキントッシュ(1868~1928)がデザインした椅子で、二つの衣装棚の間にオブジェのように置くインテリアの一部としてデザインされたものです。マッキントッシュは建築設計だけでなく、グラスゴー美術学校の仲間で作った4人グループ「ザ・フォー(The Four)」でのグラフィックを中心とした仕事や絵画、プロダクトなど、造形に関するすべてに携わるクリエーターでした。「ヒル・ハウス」でも、マッキントッシュは建築、内装空間だけでなく壁紙から家具、小物に至るまですべてをトータルデザインしています。この椅子がデザインされた時期はアーツ・アンド・クラフツからアール・ヌーヴォーへと移るモダニズム形成期でマッキントッシュはその先駆者の一人でもありました。ヨーロッパ各地で開いた「ザ・フォー」の展覧会は「グラスゴー・スタイル」ともよばれ、「ウィーン分離派(ゼツェッシオン)」にも影響を与えたと言われています。
【現在の状況】
1973年にカッシーナ(Cassina)社によって復刻されています。

【インテリアデザインと椅子】
「ヒルハウス」ではアールヌーヴォー調の優美な空間に置かれているこの椅子ですが、美しい格子のデザインは「和」の空間にも似合います。すらりとしたシンプルなフォルムは和風建築や骨董の和家具とも、とても良く親和します。
ラダーバックチェア

 

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