全国のICとの繋がりを作り、若手ICを育てる。『暮らしぼっこ』の6年計画。

小山浩一さん。
と言われても知らないという方でも、「こやまひろ」さん、「暮らしぼっこ」さん、と言えば、いかがでしょうか?
もしくは、こんな人。

koyoamahiro_1

インタビューの日も大きなカメラを持参して登場。多くの方は「カメラマンさん?」と思っているようですが・・・

JAPANTEX、インテリア産業協会や全国各地で開催されているインテリアコーディネーター協会のイベントで見かけたことがある方は多いのではないでしょうか?
今回は、多くのインテリア業界人が「あの人は何者?」と思っている「こやまひろ」さんに、お話をうかがいました。

<暮らしぼっこについて>
インテリアコーディネーター資格者や資格を目指す人たち、またライフスタイルを楽しみたい、より良いものにしたい人たちへ向けて、「生活空間をコーディネートするということとは?」「豊かな暮らしとは何か?」を発信する情報局です。
HPの運営、毎週木曜日10時半からUSTREAMでのライブ配信、毎年秋に開催されるJAPANTEXへの出展などが主な活動です。

― はじめてお見かけしたときに「何者?」と思いました。(笑)実は今もよくわかっていないのですが(汗) なので、今日に至るまでのこやまさんのことを教えてください。

子どもの頃は、自転車でも家電製品でも何でも分解して、ものの仕組みを知りたがる子でした。自分で修理しちゃったりして。それとやりたいと思ったことはすぐに自分が発起人になっちゃう子でもありました。野球チーム作ったり、バンドを始めたり。一方で自分がそこにいなくても楽しくできているなら、「ぼくも仲間に入れて」と言うタイプではない面もあります。
そういう意味では僕は一匹狼なんじゃないかな。

最後に卒業した大学はアメリカのカリフォルニア州立大学で専攻は彫刻や絵を描く芸術学部です。ただ、芸術家として日本に帰っても食べてはいけないだろうと思ったので、大学の副専攻などで、デザインやパソコンを使ったコンピューターアートも学びました。

日本へ帰ってきて、DTPの仕事に就く中で、マンションの広告やWebコンテンツの制作をしながら、今で言う3Dプレゼンテーションなども作りつつ、「人はどんな暮らしを求めているのか」というようなことを考えるようになっていました。とはいえ、この時にはインテリアコーディネーターになろうとは思っていませんでしたが…(笑)

その後、施設照明を中心に製造していた会社で品質管理の仕事をすることになるんですが、この頃、自分の中で暮らしやインテリアに関わる比重が大きくなっていったんです。これがインテリアコーディネーターの資格を取るきっかけになったのかもしれませんね。

こやま氏作品

こやまさんの作品。右端の羊バージョンは今年の干支に合わせてあり、暮らしぼっこのFacebookページのカバー画像として掲載中。

その後に独立して、インテリア関係の学校で講師や教材の作成をしながら、住宅設備関係の会社をやっていました。そういう経歴なので”何でも屋さん”的なところがあるのでしょうか、インテリアの写真撮影を頼まれたりもしますし、インテリアと言う枠から外れたアートやグラフィックデザインもしています。「暮らしぼっこ」のキャラクターも自分でデザインしています。

- インテリアコーディネーターとしても活動されているんですね。
ところで、こやまさんといえば「暮らしぼっこ」。その活動内容を教えてください。

立ち上げたのは2011年の10月です。
インテリアコーディネーターの資格を取ったのが10年ほど前、インテリアコーディネーターとして活動をしていく中で、いろいろ問題が見えてきたんです。
インテリアコーディネーターはインテリアのことだけ知っていればいい時代ではなくなっています。例えばパソコンのスキルやマナーもそのひとつですよね。自分のパソコンで見ているデータ・使っているデータが、相手のパソコンでも同じように見える、あるいは使えると思っている、程度のスキルだと、それなりの企業がクライアントの場合はそれだけで、その人の仕事の信頼度を計られてしまう場合があります。
例えば、その人のホームページを見ただけで、センスがどのくらいのレベルなのか、わかる人にはわかってしまう、ということ。
もう10年も前の話ですが、当時インテリアコーディネーターで表計算ソフトで表を作る、プレゼンソフトでスライドを作るといったことさえできる人が少なかったのにも驚きましたけど…(笑)

もちろん10年経った現在では、インテリアコーディネーターのスキルも上がって、今では自らホームページなどデジタルコンテンツを作れる方もいますが、一方でまだ、デジタルコンテンツをコーディネーターらしくセンスの良い形で、自分にあった活用の仕方ができている人はまだまだ多くない気がします。
しかし今やネットワークを持っていれば、ヒントが見つかったり、アイデアをくれる人がいたり、知っていればできる時代なんですよね。私がインテリアコーディネーター業界に入った時は「知らないもの」は「やらない」「経験がないものはダメ」そう言う狭い世界観を強く感じました。自分個々の世界観はそれでもよいかもしれませんが、インテリアコーディネーター業界にとってはもったいないなと思ったんです。

それで、まずは、ネットワークづくりをして、理解・協力していかないといけないと思って、2011年の10月に「暮らしぼっこ」を立ち上げたんです。立ち上げてそのときに作ったホームページの三本柱が、Facebook、Twitter、USTREAMでした。そしてUSTREAM放送の第1回は、2011年のJAPANTEXです。
ブースの様子を写真で撮ってUSTREAMで紹介してというのをやりました。
そのときの様子をJAPANTEXの運営の方たちが見ていてくださって、「面白いんじゃないの」「これ、続けなきゃだめだよ」と言ってくださって、ご好意で毎年ブースを出させていただいています。

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「暮らしぼっこ」のホームページ(左)と、USTREAM放送中のこやまさん(右)

ただ、立ち上げたときから僕「自身」がやる「暮らしぼっこ」は6年間と決めてました。前半の3年間は「全国のインテリアコーディネーターとの繋がりを作る」、後半の3年は「これからの若手インテリアコーディネーターを育てる」というのをテーマにしていて、今4年目なので、あと2年で僕自身は隠居生活に入ります。(笑)
僕が抜けたあとも、ここで作った繋がりと言うネットワークが成長し続けて、JAPANTEXで誰ともなく面白い企画を出し続けてくれたら、「暮らしぼっこ」は成功と思っています。

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JAPANTEX 2013の様子。ステージで身に着けたコスチュームを展示した。

- 毎年JAPANTEXに出展されているということですが、参加する人たちに、具体的には何を伝えたいと思っていますか?

んー…。
インテリアコーディネーターの資格を取っても経験がないと仕事に結びつかない人が多いんですね。ICの資格を取った方なら一度は口ずさんでいるんじゃないかな?(笑)そう言うんじゃなくて、例えばコンピューターが得意なら、コンピューターが得意なICにしかできないこと、別の資格や「これは他の人よりも優れている」ってことがあればそれを活かしたICのポジションがあると思うんです。それはなんでもいいと思うんです。何故ならインテリアコーディネーターは人の暮らしそのものを相手にしている訳ですから…

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JAPANTEX 2013の様子。

「自分がここにいる」ってことをたくさんの人に知ってもらうことが大事。そういうことに気づいてほしい。そういう意味でも若手にどんどんステージに上がっていってほしいんです。
そうやってアピールすることで人とのつながりができて、インテリアコーディネーターの仕事もできるようになっていくと思うんです。

あとは、JAPANTEXに参加した人には、何にどれだけ費用がかかったのかを全部公開しています。
提供していただいた方とそれを使って参加した人たちとの距離を縮めたいという思いがあります。
でないと、「企画を立てました。手伝ってください。楽しかったですね。お疲れ様。」で終わってしまう。

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JAPANTEX 2014。2つのテーマのブース内でモデルさんと記念撮影ができる。という企画。

それでは参加していただいた方々が、もしかするとだだの労働としてのお手伝いになってしまいます。
「暮らしぼっこ」の企画には、どこから何を提供してもらったのか、無料だったのか有料だったのか、返却が必要か、運送費はこちらが出したのか、どれくらいかかったのか、破損したときのことを考えて保険に入っていること、それはいくらの保険だったのか、などを全部書いてます。そうすることでいろんな気づきがあるだろうし、経験のない自分にも企画ができるんじゃないかなって思ってほしいんですよね。
それと、ご協力いただいた方へのお礼です。協力して頂いた方には必ずお礼の手紙を出してね、といいます。それが次へつながっていきますから。
そんな事を続けてまる4年目、今年もJAPANTEX2015で企画をさせていただけることになりました。

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JANAPTEX 2014 終了後の記念撮影。ステージでは「着物でソーシャルダンス」を披露した。

もちろんメガソフトさんも出展されるのですよね?(逆インタビュー)(笑)

- はい。インテリアの大きなイベントですから、弊社も出展します。また、ご一緒しましょう。
ところで、その服装はコスチュームですか?

まぁ、そうですね。
「暮らしぼっこ」を立ち上げたときに、何かいるなと思ったので、一応考えたんです。
カーボーイハット被ろうかな・・・誰か被ってたな、赤いGパンはこうかな、それだと髪は金髪がいいな・・・あれ、たしかそんな人いたな…って感じで、誰ともかぶらない路線でこのスタイルです。(笑)

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これは、コスチュームです。覚えてもらわないといけないので。

- で、こやまさんは何者なんでしょう?
(爆笑)
ほんとによく聞かれますが、自分が何者か、僕自身が一番うまく言えないっていう。そんな感じです。

- (笑)やっぱりわからないままですが、ありがとうございました。
——————–
プロフィール
こやまひろ(小山浩一)
有限会社高三和商事 代表取締役 社長
千葉県インテリアコーディネーター協会 事務局長
「暮らしぼっこ」管理人
暮らしぼっこ HP:http://www.kurashibokko.net/
facebook:https://www.facebook.com/KoyamaHiro

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