専業主婦からインテリアの世界へ 10年目の挑戦

近藤英子さん

【waku2 LABO 近藤英子さん】インテリア業界未経験の専業主婦が、主婦業を通してインテリアの大切さ、おもしろさを知って一念発起。体当たりでリフォーム会社に再就職をしてキャリアを積み、ついにフリーランスインテリアコーディネーターとして活躍するまでになりました。今回は、昨年末に独立したワク×2ラボの近藤英子さんにお話を伺いました。

― 近藤さんに初めてお会いしたのは昨年11月のJAFICA(日本フリーランスインテリアコーディネーター協会)の懇親会でしたが、その時、フリーランスになられたばかりとお聞きしました。

近藤:2015年の8月に勤めていたリフォーム会社を退職して、懇親会でその報告をしたんでしたね。

― それまではずっと会社でインテリアのお仕事を続けてこられた?

近藤:社会人としてのスタートは普通のOLでしたが2年でやめまして、そのあとは構造設計の会社で5年ほど働きました。それから結婚して10年は専業主婦だったんです。

― インテリアの道を歩み始めたのはどういうきっかけだったんでしょうか?

近藤:子供が手がかからないようになって社会復帰を考えた時、何か資格を取ろうと思いました。主婦として「家」に向き合ってきたので、「家」関連の資格を取りたい、ということで見つけたのが「インテリアコーディネーター」だったんです。当時はどんな仕事ができるのかさえよく知らないままに専門学校で学んで資格を取得しました。

― ゆるい感じでインテリアの世界に入られたというわけですね(笑)

近藤:家具が好きだったので、家具の販売ができたらいいな、ぐらいの気持ちでした(笑)

これまでのキャリアを語る近藤英子さん

― では、資格取得後に家具店に?

近藤:いえ、専門学校在学中にリフォームという仕事を知りましておもしろそうだな、と。それでリフォームの仕事がなんとしてもやりたくて、リフォーム会社に就職しました。

― 10年間主婦をされていたわけですから、未経験の世界だと思いますが、すぐに採用されたということでしょうか?

近藤:いえいえ、募集は「経験者」が基本でしたので厳しかったですね。8社ほど応募したんですが、年齢的にも37歳だったこともあってでほとんど落ちました。その中で1社、専業主婦から入社して優秀な成績で設計部門で活躍されている先輩がいらっしゃる会社があって、『そんな前例もあるからやれるかもね』ということで採用いただいたのが、去年まで勤めていたリフォーム会社です。

―そちらのリフォーム会社で経験を積まれたわけですね。

近藤:はい、10年お世話になりました。クライアントの話をしっかりと聞いてその裏にある要望を引き出すことを勉強させていただきました。専業主婦時代に【使い勝手の良い家】【お客様を招ける家】について考えてきた経験はありましたが、クライアントから教えられたことの方がたくさんあります。使い勝手についてもインテリアの好みについても千差万別ですから。そうやって無数の要望とその対応を身につけられたことが今、私の財産になっていますね。

マンションLDKのリフォーム
団地リフォーム
【クライアントからの様々な要望を苦心して形にしてきたことが今、自身の財産に】

― 10年勤められた会社を退社して独立されたわけですが、そのきっかけは?

近藤:『忙しすぎた』ということでしょうか(笑) リフォームの仕事は土日に休めないことが多いですし、子供たちをかまってあげることができませんでした。私事ですが、5年前にシングルになったこともあって、もう少し子供たちと一緒に過ごしたいな、ということもあります。

― ということは近藤さんお一人の肩に生活がかかっているわけですが、独立にあたって仕事を獲得していく目途があったのでしょうか?

近藤:いえ、ぜんぜん(笑)そういうことを考えた時期もありましたが、その保証がなければと思っていたら踏み出せないんですね。でも、あるときフリーランスインテリアコーディネーターの大先輩の方から、「前を向く人には必ず後押しがあるからとにかくやってしまいなさい」という言葉をいただいて、あっそうか!と。

―それは大胆なアドバイスですね。

近藤:もちろん、『独立するなら仕事を回すよ』という言葉をいただいたりもしましたが、絶対という保証はないですし。まずは「この日までに独立しよう!」と決めてしまわないとウジウジして決められないなと思ったんですね。フリーになって後がない状態になったほうが、機動力を発揮できるんじゃないかな、とも思いました。

― そうやって独立されて半年ほどになりますが、実際のお仕事の状況はいかがですか?

近藤:独立することを決めてから、いろんな方に「フリーになるんです」とお話をしてたんですが、『そういうことだったら、こんな仕事があるけどやってみる?』とたくさんの方らかお声掛けいただきまして、おかげさまでスタートから順調に仕事をさせていただいてます。

マンション全面改装その1
マンション全面改装その2
【フリーになった直後から、たくさんのお声掛けをいただいています】

― それはすばらしいですね。やはり10年間しっかりとよい仕事をされてきた背景があるから、そんな近藤さんを見込んでお仕事を依頼されるんだと思います。

近藤:本当にありがたいことです。人とのつながりの大切さを改めて感じてます。

― フリーランス1年目の近藤さんですが、初年度の目標を教えてください。

近藤:まずは実績を積み重ねてフリーランスとして信用を得ていきたいですね。それとこれまでリフォームのプランニングの仕事が中心だったので、これからはインテリアコーディネーターとして、室内装飾も含めたトータルな提案、より良い住まい方、より良い生活提案ができるようになりたいですね。屋号のワク×2ラボという名前のとおり、お客様にワクワクしていただける家づくりのお手伝いをしていければと思います。

― とてもすばらしい目標です。今日はとても貴重なお話を伺わせていただきありがとうございました。

 

近藤 英子 waku2 LABO(ワクワクラボ)代表 k-eiko1217@jcom.zaq.ne.jp リフォーム会社での10年間のプランニング実績と主婦目線の提案力をかけ合わせ、使い勝手の良さを主軸にしたインテリアコーディネートを得意としている。

近藤 英子
waku2 LABO(ワクワクラボ)代表
k-eiko1217@jcom.zaq.ne.jp
リフォーム会社での10年間のプランニング実績と主婦目線の提案力をかけ合わせ、使い勝手の良さを主軸にしたインテリアコーディネートを得意とする。

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