狙われるSNS その攻撃を見抜くポイント

サラリーマンの貫太さんは、取引先での商談を終えて帰社する電車の中。同僚と雑談しているところに、ポケットの中のスマートフォンがふるえました。見ると、LINEのメッセージが着信しています。奥さんの沙月さんからでした。
沙月「忙しいですか?」
貫太「どうした?」
沙月「近くのコンビニエンスストアでプリペイドカードを買ってもらえますか?」
貫太「プリペイドカード? なにかあったの?」
沙月「10000ポイントのカードを5枚」
貫太さんは驚きます。50,000円といえば、けっこうな金額です。まだ幼い赤ん坊を抱えた沙月さんが、何かトラブルに巻き込まれてしまったのかもしれない……そう考えると、いてもたってもいられなくなります。

大丈夫かと妻を心配する夫
貫太「大丈夫なのか?」
沙月「今は手がはなせないので、カードの裏の番号を写真で送ってください」
なにか大変なことが妻子の身に降りかかっているに違いない、そう確信した貫太さん。同僚に断って途中駅で電車から飛び降り、コンビニへ走ります。コンビニ店内のATMでお金をおろし、プリペイドカードを購入しました。
そして、言われたとおりにプリペイドカードの番号を写真に撮り、沙月さんに送ったのです。
すると、新たにメッセージが届きます。
沙月「携帯番号をおしえてください」
さすがに、貫太さんも何かおかしいということに気づきました。
貫太「沙月だよな?」
沙月「携帯番号」
貫太「おまえ、沙月じゃないのか?」
沙月「携帯番号をおしえてください」
貫太さん、この最後のやりとりでようやく、相手がなりすまし犯であることに気づいたのです。
しかし、時すでに遅し。
貫太さんが確認したときには、購入したプリペイドカードの番号はすでに使われていて、お金が戻ってくることはありませんでした。

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