インテリアコーディネーター流写真撮影テクニック【スマホ写真編】

【インテリアコーディネーター流写真撮影テクニック第三回】しっかりとインテリアを撮影したい時は一眼レフをお勧めしますが、いつでも一眼レフを持ち歩けるわけではありません。でもスマホはいつでも持っていますよね。スマホのカメラでも基本をしっかり押さえれば、ステキなインテリア写真が撮影できます。

 

こんにちは。インテリアコーディネーターの土谷尚子です。
コラムは、3回目となりました。秋の紅葉が、まもなくはじまりそうで、日頃は室内で撮影することが多いですが、風景の撮影もしたいなぁと思っている今日この頃です。

私は、デジタル一眼レフカメラとスマートフォンのカメラの2つを使っています。基本的に、一眼レフを持っていないときに、スマートフォンを使うというスタイルです。スマートフォンの場合、SNSへの投稿がしやすいといったことやさまざまなアプリを使うことができるというところが大きなメリットですので、一眼レフを持っている時でも、スマートフォンで撮影しておくこともよくあります。今は、WiFiを搭載している一眼レフやミラーレスカメラがあり、撮影データをスマートフォンにすぐに送ることができますので、ご自分の目的に合わせてスマートフォンかデジカメか機材を選ぶといいですね。

今回は、スマートフォンでの撮影についてまとめます。

■スマートフォンのカメラの特性

一般的なカメラとスマートフォンのカメラとの大きな違いの一つは、レンズです。スマートフォンのカメラの場合は、広角レンズ、つまり、広く写るレンズが付いています。広角レンズの特性は、広く写るということに加えて、撮影した画像の周辺がゆがんでしまうというデメリットがあります。一眼レフに広角レンズをつけて撮影するときと同じ特性です。

たとえば、ポストカードを並べて撮影してみます。

アングルによる写りのゆがみ

左の写真は斜め45度から撮影しています。手前のポストカードはゆがんで縦横の比率が変わってしまっています。同じ大きさのポストカードなのに、奥と手前のものでは比率が違うのがわかっていただけると思います。
一方、右の写真は真上から撮影しています。こうすると、ゆがみは感じられず、すべて同じ大きさのポストカードだとわかると思います。

左の場合、説明がなければ同じものとは思えないようなものに見えてしまいます。
このようなことがインテリア撮影でも起こりますので、この特性を知っておくことが大切です。

■3つのアングルを被写体に合わせて選ぶ

スマートフォンの広角レンズによるゆがみを解消するには、少し引いて撮影するといいです。いつもより少し引いて撮影し、周囲を上手くトリミングすることで、ゆがみを消すことができます。

3つのアングルを被写体に合わせて選ぶ
一般的なアングルとしては、斜め45度ぐらいから撮るもの、真上から撮るもの、真横から撮るものと大きく3つに分かれますが、このアングルの中から、被写体に一番合うものを選んで撮影します。
斜め45度からの撮影(上の写真の左端)は、一番一般的で、どのようなものにも対応できますが、ゆがみは出やすいです。被写体のバランスを取って撮影しましょう。
真横から撮る場合(上の写真の中央)は、インテリアや高さがあるものにおすすめです。水平垂直をしっかり取ることが大切です。スマートフォンが地面と垂直になっているか確かめましょう。
本やポストカード、アクセサリーを撮る場合は真上からのアングル(上の写真の右端)がおすすめです。また、ちょっといつも違う感じがするので、アングルを上手に変化させるときにも使えます。上の写真の場合は、座面の形がよくわかるように撮れました。
スマートフォンのカメラの場合は、真横から撮影するアングルと、真上から撮影するアングルが得意です。

■三分割法

構図の中でも最もわかりやすく、使いやすいのが三分割法です。もちろん、一眼レフカメラでも使えますます。スマートフォンでの撮影でも、この構図を活用してみましょう。

撮影するアイテムは、小さめのスタンドです。
なにげなく撮影されると、左端のような感じで撮られることが多いのではないでしょうか。

三分割法による撮影の実例

画像のど真ん中に一つだけポンと置いているような構図を日の丸構図といい、説明をするときなどに使います。例えば、椅子の三面図のように、正面、側面、背面、パース図のように撮影し、販売サイトに掲載するようなイメージです。この撮影方法だと味気なく、面白みのない写真になってしまいます。

三分割法というのは、画面を上下に3分割、左右に3分割し、それぞれの交点のところに被写体を置くという構図です。真ん中ではなく、少しずらして撮影します。上の写真の中央のように撮影することで、構図に余白ができ空気感のようなものが表現できます。
さらに、もう一歩進めて上の写真の右端のようにメインの被写体に、サブのものをプラスしてあげるとどうでしょうか。
関連のあるものを少し映り込ませるとそのシーンがイメージできる写真になります。
例えば、スイーツだったら飲み物、椅子だったらクッション、ソファだったらグリーンなどをプラスするとよいでしょう。

■下に敷くものや壁などの背景を意識して

メインの被写体以外にもしっかりと気を配っていくとよりよい写真が撮影できます。なにげなくいつものダイニングテーブルで撮影するだけではなく、布を敷いたり、洋書を敷いたり、トレイを敷いたりすることで、見え方が変化します。たったそれだけでも、いつもと違う撮影ができます。少し周辺にも気を配って撮影するといいですね。

メインの被写体以外にも気を配る

上の写真の左端は、斜め45度から撮影したボトルです。高さがわかりにくいです。
同じ状態で真横から撮影したボトルが上の写真の中央。高さやボトルの形がよくわかるようになりました。
さらに、右端の写真では奥にお花を置きました。単なるモノとしてのボトルではなく、飾っている印象が伝わるようになります。
インテリア写真でも同じです。背景に写るものを意識することが大切です。

■おすすめアプリ

さまざまなアプリが出ていますが、土谷が気に入って使っているアプリを4つご紹介します。

【instagram】

インスタグラムは、気軽におしゃれなフィルターをかけることができ、投稿画像を共有できるSNSです。さまざまなイメージに変換でき、フレームをつけることもできます。

インスタグラムによる作例

【instaMag】

インスタマグは、雑誌風にコラージュできるアプリです。文字を入れたり、何枚か組み合わせて編集することができます。縦置き、横置きのデザインもあります。

Instamagによる作例

【aillis】

もともとはLINEカメラだったものです。コラージュができたり、文字入れも簡単です。また、ビューティー補正という便利な機能があり、明るくしたりふんわりした画像の加工もできます。LINEのようなスタンプで飾りを付けることができ、写真を楽しく加工できますので、プライベートな画像処理にもおすすめ。(※今回のタイトル画像は土谷さんの写真を編集部がaillisで加工たものです。)

aillisによる作例

「aillis」はいろいろと仕事にも使えそうなので、編集部ではみだし記事を書きました:
フォントいっぱいフレームいっぱいで、ブログタイトル作りに最適な写真加工アプリ「aillis」

■撮影した画像の活用方法

撮影した画像を活用する方法はさまざまありますが、私はネットで注文できるフォトブックを使ってています。利用したことがあるのは、フエルアルバム、フジフィルム、フォトバック、ノハナですが、よく利用しているのは、フォトバックとノハナです。撮ったままにしないで、フォトブックにしておくことで、お客様に見ていただいたり、打ち合わせの時にもお見せしたりしやすいです。

様々なPhotobook

フォトバックは、さまざなサイズから選ぶことができ、ちょっとした本のように仕上がります。私は一番小さなポケットサイズ(写真右下の四冊)を 使っています。カバンにもサッと入れやすく、いつでもどこでも見ていただくことができるからです。小さいですので、電車の中でも見ていただけます。使い方 に合わせてサイズやページ数を選んでみてください。

ノハナ(写真右上の三冊)の最大の特長は、毎月1冊は、送料のみで作ることができることです。スマホアプリで作るので、移動時間にサクサク作るこ とができて便利です。私は、スマホで撮影した画像をまとめるのに使っています。2冊めからは作成費がかかりますが、手軽でリーズナブルなところが気に入っ ています。

今回の記事はいかがだったでしょうか。スマートフォンのカメラで撮影するときの参考にしてみてください。

フォトバック公式ページ
http://www.photoback.jp/

ノハナ公式ページ
http://nohana.jp/

※Instagramについてはこちらの記事も参考にされてください。
Instagram(インスタグラム)はハッシュタグでインテリアの仕事に役立てよう
http://success-interior.jp/instagram01/

土谷尚子さんのインテリア写真講座、すべての記事はこちらでご覧いただけます。
http://success-interior.jp/tag/インテリア写真撮影講座/

 

 

土谷尚子プロフィール写真

著者プロフィール
土谷尚子
インテリアプランナー、インテリアコーディネーター、マンションリフォームマネージャー、カラーコーディネーター
主婦の友社「ナチュラルな暮らしのヒント」他、雑誌の執筆やインテリア監修、スタイリング撮影などプランニング力・マネージメント力・情報収集力を活かしたライフスタイルコンサルタントとして、現在活動中。
ブログ:http://ameblo.jp/life-naturally/

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